2010年5月 イスタンブール旅行(7) 4日目 スィルケジ駅とハイダルパシャ駅
旅行4日目の朝。
いやあ、良く寝ました(笑)。
前日まで時差のせいか良く眠れなかったのですが
この日の爆睡で寝不足解消です。
ホテルで朝食を食べた後、
アジア側のカドゥキョイへ行くためにエミノニュへ行きました。
海に出る少し手前で、オリエント急行の終着駅、
スィルケジ駅に立ち寄りました。
ここはヨーロッパの人から見ればヨーロッパの果て、
アジアから来た人から見ればヨーロッパの入り口です。
古い建物も残っています。
ホームにテーブルが並んだレストランがあり、
オリエント・エクスプレス・レストランと書いてありました。
ヨーロッパ人ではないので特に何の感慨もなく
一回りしてからエミノニュへ行きました。
すぐに歩道橋の上から金角湾にかかるガラタ橋と
新市街地のガラタタワーが見えてきました。
エミノニュにはいくつかの船の乗り場が行き先別に並んでいます。
そしてこれがカドゥキョイ行きの乗り場です。
この小さなコインみたいなのが乗船券です。
改札を通って船に乗船。
アジア側のカドゥキョイに向かって出発です。
左手にボスポラス大橋が、
陸から見るより大きく見えます。
アジア・サイドをながめながら、
船はカドゥキョイ目指して進みます。
海に突き出した部分の先端にあるハイダルパシャ駅をかすめて
カドゥキョイの港に近づきます。
そしてエミノニュの船着場に到着。
約20分の航海でした。
船着場の前は大きなバスターミナルになっています。
バスターミナルの中を歩き出し、さっき船の上から見た
ハイダルパシャ駅に向かって歩き出しました。
バスターミナルの端の方には
ちょっと小さめのミニバスが並んでいました。
どことなくアジアの雰囲気ですかね。
途中にあった観光名所でない普通の町のモスク。
ハイダルパシャ駅が見えてきました。
ホームの横の裏口のようなところから駅に入りました。
駅の中はかなり重厚な雰囲気です。
ハイダルパシャ駅はアジア側の鉄道の始発駅です。
エントランスを出ると正面に小さなフェリー乗り場がありました。
そういえばスィルケジ駅で降りた人が船で海を渡って
そのままハイダルパシャ駅の前で船を降りて
鉄道に乗ると聞いたような気がします。
外から間近に見るハイダルパシャ駅はかなり大きいです。
船を降りてからここまで観光客はまったくいませんでした。
市街地から外れているだけあって駅の辺りはトルコ人すらまばら。
アジアから鉄道で来た人にはここがアジアの果て。
自分が住んでいる日本は反対側のアジアの果て。
今までに見た東南アジアの国々やインドもはるかかなた。
日本はそれよりさらに遠く。
静かな駅の構内でベンチに座ってぼんやり考えていたら、
急に、なんて遠くに来たんだという感覚におそわれました。
アジアの果ての国から、反対側のアジアの果てまで来たんだと。
日本にいれば日本がアジアの果てなんて感覚はないですが、
ここからだとまさに日本はアジアの果てだと感じられます。
途中の国々を見ていなかったら、こんな感覚は持てなかったかも。
イスタンブールに来る前にパキスタンやイランも見ていたら
もっと感動したのかな?
陸路でずっと旅してきてここにたどり着いたら
どんなに感動するんでしょうね?
距離でいったら宿泊しているヨーロッパ側の方が遠いんだけど、
ぜんぜんそんなに遠くに来たとは感じませんでした。
さあて、昼飯食いに行こっーと。